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glosario ラテン音楽用語解説

タンボール(tambor)

タンボール(tambor)

ベネズエラにおけるアフリカ系伝統文化の実践形式名。スペイン語の原義は楽器としての太鼓。ベネズエラにおいて、広義には、洗礼者聖ヨハネSan Juan Bautistaなど民衆カトリシズムの聖人祭の折に催される太鼓歌と舞踊をともなう祝祭儀礼・宴席の呼称。狭義には、そうした儀礼で演奏される太鼓歌を指す音楽ジャンル名。3~5組の太鼓、マラカス、鉦、法螺貝などと、歌で合奏される。音頭と会集が交互に歌い、音頭は即興的に詞を展開する。聖人に捧げる舞踊であるゴルペは8分の6拍子的な複合拍子、聖人の御輿渡御の行進曲であるサンゲオは4分の2拍子的な複合拍子で演奏される。伝統的には中北部沿岸農村において宗教儀礼として実践されてきたが、現代では都市の職業音楽家により大衆音楽として演奏されもする。音楽形式名がそれらを伴う祭宴の場をも意味する慣習は、ベネズエラのホローポ、キューバのルンバ、コロンビアのクンビアなど中南米に類例が多い。(石橋)

Tag: リズム・ジャンル

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Last-modified: 2014-03-08 (土) 17:41:46 (1377d)