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glosario ラテン音楽用語解説

チチャ (chicha) の変更点


チチャ (chicha)

①プレコロンビア時代からあるとうもろこしのどぶろく。チチャ・デ・ホラ。神に捧げる聖なる酒でもあった。
古くは噛み酒であったが、最近は製法が異なっている。現在でもチチャ酒場はアンデスの各所にある。子供は砂糖を入れて飲むことも多い。近年はパイン味やいちご味も人気。非常に安価で飲めるお酒である。
②紫トウモロコシを使って作られるジュース。チチャ・モラーダ。主に沿岸地方で好んで飲まれるペルーの伝統的な清涼飲料。
③狭義では、チャカロンやロス・シャピスらが始めたダンス音楽クンビア・アンディーナをチチャと呼ぶが、他国からはペルーのクンビア自体をチチャと呼ぶことも多い。
基本的には1970年代にアンデス音楽のワイノとコロンビアのクンビア、アメリカのロック、その他カリブ音楽などを含めた都市音楽をリマのアンデス移民の感性で融合させた音楽。アンデス的歌唱法や音階、郷愁などが色濃くにじみ出ている。貧しい移民たちのストリートの音楽として大ヒットするも、リマの富裕層などからは忌み嫌われた。
(水口)





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