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glosario ラテン音楽用語解説

ソン(Son) の変更点


ソン(Son)

1920年代にキューバで完成された音楽スタイル。ギアと呼ばれるソロで歌われるメロディ・ラインを強調した前半に、モントゥーノというソロ歌手とコーラス(スペイン語でコロ)による掛け合い(コール・アンド・リスポンス)による後半部分がつく。
初期の編成は、セステート(セクステット−6重奏団)で、ギター、トレス、ベース(又はマリンブラやボテーハ)、クラベス、ボンゴ、マラカス。リード・ヴォーカルは、クラベス、ボンゴ、マラカス、ギターの人が兼任。その後すぐトランペットが加わり、セプテート(セプテット−7重奏団)となり、ソンの標準編成となった。1930年代以降は、演奏形態にヴァリエイションが広がり、ピアノが加わったりブラスセクションが付け加えられたり(コンフントやソノーラ、オルケスタ)、また3人(トリオ)や2人(デュオ)でも演奏されるようになっていった。
狭義でのソンは、セステートとセプテートでの演奏を示し、広義ではコンフントやソノーラ、オルケスタ、トリオやデュオ、ソロでの演奏も含まれる。伝統色の強いバイラブレ・バンド(アダルベルト・アルバレスなど)の演奏をコンテンポラリー・ソンなどと言う場合もある。
多くのキューバ音楽やサルサの音楽的形態のルーツでもある。(高橋)

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