glosario ラテン音楽用語解説

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マリネラ (marinera)

 ペルーの国民舞踊と言われるペアダンス。18世紀末から19世紀初頭にリマでサマクエカ(zamacueca)という名前で成立し、チリやボリビア、アルゼンチンなどでも大流行したのち、19世紀末にマリネラと名前が変わった。チリやボリビアではクエカ(cueca)、アルゼンチンではサンバ(zamba)と呼ばれる音楽の起源とされる。サマクエカ同様北部のバイレ・ティエラ(baile tierra)もその起源とされ、スペインとアフロ系の音楽や踊りが融合して生まれたという起源はともに同じ。ペルー各地でそれぞれ発展し、土地土地のスタイルが生まれた。時にフーガとしてワイノやレスバロサを伴ったり、ヤラビーやトリステといった歌曲のフーガとしても演奏される。
(水口)

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